クンダリーニヨガ?

伝統ヨガってなんだろう

 ヨガとは何か?

人はなぜヨガをするのか?

世界中の人々が様々な目的でヨガをライフスタイルに取り入れてます。もしヨガが単なるフィットネスならば、これだけのブームに至らなかったでしょう。もちろんヨガのポーズは、もともとヨガ業者が何日間も飲まず食わずで瞑想を続けられるように、強靭な肉体獲得のために行われていたものですから、肉体改造にも大きく貢献してくれるものです。しかしヨガにはそうした肉体面だけではなく、精神面への効果が非常に高いことが、近年のストレス社会とマッチし、ブームに繋がっていったことが考えられます。つまりヨガは肉体を鍛えながら、精神が鍛えられ、精神を鍛えながら、肉体が鍛えられる、という非常に優れた身心鍛錬方なのです。
(辻先生著:ヨガ✕武道より抜粋)


ヨガの歴史

ストレス環境がヨガを生んだ

今から約4500年前にインドで誕生したと考えられています。その根拠としてインダス川流域に形成された都市「モヘンジョダロ」から瞑想をしている人の絵が彫られた印象が出土されたことから、その頃から既に瞑想的なものが行われたと推測されているためです。それではどうして、そのような大昔に瞑想している人が書かれた印象が出てきたのでしょうか?
4500年前のインドといえばインダス文明の時代です。その当時、人々は水を求めてインダス川流域に集まってきました。当時水辺の近くの土地を持っていたものと、持っていなかったものとに別れていきました。そして水辺の土地を得たものは地主となり、持てなかったものは労働者となり、今でいう二極化つまり現代同様の「格差社会」が生まれたと考えられています。そうした背景から心が病んでいく人々が増え、そのストレスを何とか解消したいと、山にこもり出したのがヨガのルーツと考えられます。

(辻先生著:ヨガ✕武道より抜粋)


伝統的ヨガとは?

モダンヨガと伝統的ヨガの違い

現在、ヨガスタジオ等で取り組まれているヨガは現代版にアレンジされたモダンスタイルのヨガで主にフィットネスや健康増進を目的として行われています。
元々の始まりはインド政府がヨガを世界に普及させようとした際伝統的ヨーガを一般に普及させるには少し危険だと考え1920年代にインドのカイヴァルヤダーマ研究所にて科学的検証を行い危険性を排除して言ったのがモダンヨガ誕生のきっかけとなりました。
当初は伝統的ヨガのエッセンスが色濃く残っていましたが、1990年代後半にアメリカで起こったヨガブームが世界規模で広がりを見せ、次第にフィットネス色を強めて行きました。一般的に平山ヒマラヤ山中で行われていたヨガのことを総称して伝統的ヨガといい、カイヴァルヤダーマ研究所にて新しく改変されたヨガ、もしくはそれ以降を作られたヨガのことを総称してモダンヨガと言います。パワーヨガわホットヨガ、その他様々な名称のヨガの多くはこのモダンヨガヨガに該当します。
伝統的ヨガとモダンヨガはアーサナや呼吸法など一部形として見ている部分はありますが、全く別のヨガと言えます。
伝統的ヨガは今やインドに行っても学ぶことが困難であり、運良くその技法を継承している導師に出会えるかどうかにかかっていると言えます。

(辻先生著:ヨガ✕武道より抜粋)


伝説のヨガとは?

伝説のヨガ!クンダリーニヨガ

古今東西、様々なヨガが存在する事は説明させていただきました。その数ある流派の中でも何千年もの間「伝説のヨガ」として言い伝えられてきたヨガがあります。
その流派はクンダリニーヨーガと呼ばれ尾てい骨に眠る潜在的な気「クンダリーニ」を脳まで上昇させ、潜在能力を開花させることを目的としたヨガです。
どうして伝説かと言いますと、長い間その名前だけが語られ実際にそのヨガを見た者が誰もいなかったからです。
ではクンダリーニヨガはやはり実在しない幻のヨガなのでしょうか?それが実在したのです。そのままその名前だけが語られていた「伝説のヨガ」はインド北西部の村で今日まで秘密裏に脈々と受け継がれていたのです。
無理もありません。クンダリーニヨガは強烈なパワーを秘めた秘技で構成されているいたため門外不出のヨガでしたので…
そのクンダリーニヨガを初めて世の中に公開したのがヨギバジャン師(1929年〜2004年)でした。ヨギバジャン師はインド出身でクンダリーニヨガの世界唯一のマスターでした。
そして多くの著名なインドのグルたちが渡米するようになり、ヨギバジャン師も1969年にカナダを経てアメリカに渡り、クンダリーニヨガの本格的な指導始めるのでした。
その後その教えを受けた弟子たちが世界各地に散らばり、現在では多くの人たちがそれまで秘伝とされてきたクンダリーニヨガを学べるようになりました。
眠れる能力を限りなく引き出し、最高のパフォーマンスは発揮したいと願う方は、是非クンダリーニヨガをライフスタイルに取り入れることをお勧めします。
(辻先生著:ヨガ✕武道より抜粋)